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  • Writer's picture智浩 鈴木

「まつり農園」という屋号

【まつり農園】

 まつり農園の農業は生命業。昔からのまつりごと。自然や生命に倣い、勤め、尊び、感謝する。自然とまつりあう農園です。


 就農当初から屋号は変わっていません。しかし「まつり」の解釈が何度か変わっています。

 はじめは、お祭りのような、虫や鳥、野菜や野草、ヒト、生き物で賑やかな農園になればいいなぁ!そんな気持ちで「まつり農園」としました。もともと自然豊かな里山で就農したので、生き物も多様で、畑も半不耕起栽培だったので1年経つ頃には生き物豊かな畑に変わりました。


「まつり」=「真に釣り合う=真釣り」人間に比重が偏らず自然と釣り合う。

という解釈に触れた時、なんて素敵なんだー!と感激してから、僕のテーマになりました。自然と釣り合う農業ってどんな農業だろうか?そんなことを考えながら日々の作業に取り組み、畑と向き合っていました。

 数年たち、十分に「自然と真釣り」あっていると想うようになりました。その時に、自然を規範に模倣し、自然に勤め、自然を尊重し、自然に感謝する。それまで感覚としてやっていたことが言葉になりました。

 

 最初に「にぎやかなまつり農園」という意味だったのが、後から意味付いて解釈が変わってきたことを僕は自身の成長と捉えています。日々自然や畑、作物と向き合ってきたことで感じるものがあり身になるものがあり、その結果です。屋号が「鈴木農園」だとしたら僕自身は変化、成長しているのですが、「鈴木」という言葉の意味はそこまで深く考えないと思います。

 「まつり農園」という屋号にしたことで自身のあり方、自然との関わりをより考えるきっかけになり、「自然や生命に倣い、勤め、尊び、感謝する」という言葉が湧いてきたことは喜ばしいことで、その屋号をつけた自分を自賛しています。笑


 僕自身がまつり農園というより、まつり農園というカタチの上に乗っかり運ばれているようなイメージです。「まつり」の解釈はまだ変わるかもしれないですが、それもまた僕自身の変化成長と捉え「まつり農園」と歩んでいきます。

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